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史上最高高度からの成層圏ダイブ
「レッドブル・ストラトス」がついに再開!

レッドブルとオーストリアのB.A.S.Eジャンパー、フェリックス・バウムガートナー氏が創設した「レッドブル・ストラトス」とは、人類の限界を超えようとする成層圏へのミッション。今年2月、一時中断していた同計画再開という喜ばしいニュースが発表された。

計画が中止となったのは、2010年10月末。同じくダイブ記録を破るとしていた米カリフォルニア州のプロモーター、ダニエル・ホーガン氏に訴訟を起こされたためだ。しかし計画中止のニュースを受けた後も、バウムガートナー氏は夢を諦めることなく、問題解決する日を信じて毎日欠かさずトレーニングを行なってきたという。晴れて再開が決定した同プロジェクト「レッドブル・ストラトス」は、1960年の歴史的プロジェクト「エクセルシオIII」でジョセフ・キッテンガー大佐による31,333メートルのダイブ以来、50年間破られていない記録へ挑戦するという壮大なもの。

ここでもう一度プロジェクトの概要をおさらいしよう。バウムガートナー氏を乗せた専用カプセルにはヘリウムバルーンが取り付けられており、約3時間かけて高度36,000メートルまで上昇する。このカプセルは、上昇中のバウムガートナー氏に安定した酸素と気圧を供給するもの。バウムガートナー氏は、36,000メートル地点に到達後、カプセルのドアを開け、人類史上初となる最高高度からのダイブに挑むのだ。今プロジェクトでは、同時に4つの記録に挑戦することになる。史上最高高度となる36,576メートルへの有人気球飛行、最高高度からのスカイダイブ、音速の壁を超えるフリーフォール、そして最長時間のフリーフォール記録(約5分30秒)だ。台北国際金融センターT101からのダイブやリオデジャネイロのキリスト像からの最低B.A.S.Eジャンプなど、数々の偉業を成し遂げてきたバウムガートナー氏にとっても、この成層圏上層からのダイブは未知の世界。しかし、同氏は記録を打ち破ることだけではなく、大いなる意欲に駆り立てられている。このプロジェクトを通して、未来の宇宙への技術向上のための貴重な資料や記録を後世に伝えていくことを強く望んでいるのだ。現在世界中で進められている宇宙空間での人類生存の可能性への研究に大きく貢献することだろう。

テストが繰り返されているロズウェル市の訓練場にて。ロズウェルは、気候の条件が良く、気球打ち上げのための設備が整っており、プロジェクト遂行に最適の地だ。
レッドブル・ストラトスの技術ディレクター、アート・トンプソン氏とバウムガートナー氏。

バウムガートナー氏とレッドブル・ストラトス・チームは現在、ニューメキシコ州ロズウェルで最終のテスト段階へと入り、難度の高いシミュレーションテストにも成功している。専用のカプセルを始め、装備や安全プロトコルの開発などの準備に5年の歳月をかけてきた同プロジェクト。キッティンガー大佐もバウムガートナー氏や技術者に貴重なアドバイスをするなどサポートする。プロジェクトを成功させるために続けられて来たこれまでの飽くなき努力に敬意を表すとともに、ミッションが実行される日を楽しみに待ちたい。

 

Data

レッドブル・ストラトス公式ページ(英語)
http://www.redbullstratos.com/

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