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目覚まし時計は象の足音!?
アフリカ・サファリキャンプへ行こう

WILDERNESS SAFARIS

「サファリ」は、もっとも冒険心をくすぐる言葉の一つだろう。スワヒリ語で「Journey」を意味し、ロッジやテントを設営した「キャンプ」を拠点に、車やカヌーなどで野生の動植物を観察する。もちろん、土足で自然界を踏みにじることは許されない。ガイドの指示に従い生態系を壊さないことはもちろん、「未来の子供たちにもサファリを楽しんでもらいたい」と願うのならば、自然保護やアフリカの社会問題に正面から取り組む企業のツアーを選ぶべきであろう。
「ウィルダネス・サファリ」は、現地のコミュニティと互恵関係を結び、27年以上に渡って保護のためのビジネスを運営するエコツーリズムカンパニーである。世界中のゲストと共に、アフリカ南部の偉大な野生遺産を守ってきた。「信頼できるツーリズムによる持続可能な保護」を哲学とするウィルダネス・サファリは、ファウスト諸氏を意義のあるサファリツアーに導くであろう。

From Faust A.G. Channel !

ウィルダネス・サファリの概要は動画でチェック。
★【YouTube:FaustA.G.チャンネル】でもご覧いただけます(スマートフォンの方 はこちらがオススメです)

アフリカ7カ国で60以上のキャンプを展開

アフリカンチルドレンの環境と生活向上のためのプログラムを考案するチルドレン・イン・ザ・ウィルダネス。10~17歳の現地の子供たち500名を毎年5日間のキャンプに招待する。進学のための奨学金制度もある。

アフリカ南部有数の動物保護区で営業を許可されているウィルダネス・サファリは、持続可能な自然保護を目指すことで、ツアー客や投資家だけでなく、スタッフや現地のコミュニティにも共感されてきた。再生可能なエネルギーの利用、二酸化炭素排出量を最大限抑えるためのスタッフやゲストの教育、現地とパートナー契約を結んだ利益共有、コミュニティにおけるエイズの検査や治療、生物多様性の調査・報告のほか、毎年、売り上げの最低5%を保護のために投資する。さらに、20年前に設立された「ウィルダネス・サファリ・ワイルドライフ・トラスト」は、絶滅危惧種を救うための長期プロジェクトや現地コミュニティの教育などを担ってきた。また、俳優のポール・ニューマンの提案で2001年に誕生した「チルドレン・イン・ザ・ウィルダネス」では、毎年500名のアフリカンチルドレンをキャンプに招いている。自然のヒーリングや野生生物を体験しながら、環境、エイズ、栄養、生命について学習してもらうのだ。

ウィルダネス・サファリのツアー展開は広大である。サファリの対象は、ボツワナ、ナミビア、マラウイ、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、セーシェルの7カ国300万haの野生地域に及び、60以上のキャンプを運営する。キャンプといっても、バスルームやベッドが完備されたロッジやラグジュアリーで快適なコテージ。プライベートプールやスパ、ジムを備えた「プレミアキャンプ」、ケニア中部のメル族の伝統的なデザインを基調にした「クラシックキャンプ」、現地コミュニティとのパートナーシップによる「サファリ&アドベンチャーカンパニー」の3タイプがある。また、テントを設営する探検スタイルも3種類が用意されている。

しかし、広大なアフリカ大陸のどこを冒険すればいいのだろう? ザンビアやナミビアは日本の約2倍、南アフリカは約3倍の国土面積があり、地形や気候によって生態系も景色もまったく異なる。たとえばボツワナのオカバンゴ・デルタには、北部にチーターやワイルド・ドッグなどの肉食動物、水路付近にアンテロープ(レイヨウ)やめずらしいレッド・リーチュエ(アンテロープの仲間)、南東部にシマウマや水牛といった草食動物が生息する。さらにカラハリ砂漠に出ればオリックスやブラウン・ハイエナ、チーターといったまったく異なる種にも出会えるだろう。だからサファリツアーでは、まずエリアを決め、それからキャンプのスタイルを選ぶのだ。そして、一ヶ所の滞在を2、3泊にして、異なる地域・国を組み合わせるのがおすすめだ。

可能な限り環境に影響を与えないよう建設されたキャンプは3つのタイプがある。ジムやスパが併設され、屋内で一日を過ごすこともできる「プレミアキャンプ」(写真)とケニア中部のメル族の伝統的なデザインを踏襲した「クラシックキャンプ」は、ウィルダネス・サファリの直営だ。キャンパス地や草ぶきの大きなロッジの「サファリ&アドベンチャーキャンプ」は、現地のコミュニティとのパートナーシップによる。ポピュラーな場所にあるのでサファリに出掛けやすいのが嬉しい。
よりワイルドな冒険を求める人のために「エクスプロレーション」(探検)コースもある。ベッドを入れたウォークインテントでラグジュアリーなフルサービスを受ける「ディスカバリー」(写真)、マキシドーム型のテントにストレッチャー・ベッドを備えた「アドベンチャー」、シンプルなテントやロッジに泊まりカヌーや自転車で未開の地を進む「トレイル」の3種類がある。

世界最大級のデルタと滝を堪能するツアー

今回、ファウストな皆さんのためにウィルダネス・サファリは2つのルートをオファーしてくれた。まずは、世界最大の内陸デルタであるオカバンゴ・デルタ(ボツワナ)と、世界遺産のヴィクトリアの滝(ザンビア)を巡る冒険だ。

日程

マウン→モンボ・キャンプ3泊→モンボ・キャンプ→ジャオ・キャンプ 2泊→ジャオ・キャンプ→カサネ空港→リビングストン空港→リバークラブ 2泊→リバークラブ→リビングストン空港

キャンプ間の移動は、ウィルダネス・サファリが運営する航空会社「Sefofane Air Charters」の軽飛行機が担う。少人数でのフライトは重量の影響が大きいため、荷物は20kg以内に厳しく制限される。また、貨物室がないのでスーツケースもNG(機材の間に収納できるようソフトなバッグで)。20kg以上の荷物や体重70kg以上の人は二人分のシートを要求されるのでご注意を。

アフリカ南部の中央に位置するボツワナは、1966年の独立以前は世界最貧国の一つだったが、ダイヤや観光の産業により大きく成長した。国土のほとんどをカラハリ砂漠が占めるが、1,000km離れた土地の雨が流れ込むオカバンゴ・デルタは湿地帯で15,000k㎡に渡って水路や潟、島が広がる。ツアーではこのオカバンゴの中の、モンボ地区とジャオ地区を訪れる。
モンボは雨季の洪水が作った浅い氾濫原にヤシの茂る島が点在する土地。キリンやシマウマ、ヌー、インパラ、ライオン、ハイエナなど、大きな動物を見るのに最高の場所といわれている。特にチーフ島では、ここにしか生息しない白いサイが人気だ。一方のジャオも大型哺乳類のほか、首に斑点のあるアフリカカワウソやワニ、シタツンガ(鹿のような姿をした牛の仲間)などを、水上サファリで楽しむことができる。また、ずば抜けて種類を誇っているのが鳥類だ。喉が真紅のベニバラツメナガタヒバリや、アフリカでもっとも美しいモズのひとつというハジロアカハラヤブモズ、頭部の黄色い冠羽が特徴のホオカザリヅルなど、ジャオでは多くの鳥を観察することができるだろう。両地区とも滞在はプレミアムキャンプだ。伝統的な調度品で飾られたエレガントなロッジのほか、メインダイニングやラウンジ、プール、スパなどが備わっている。
6日目からは北上して隣国のザンビアに向かう。アフリカでもっとも平和な国のひとつであるザンビアは、海抜3,000mの広大な台地が中心で、大陸ならではのウォーキングサファリができる、まずは世界三大瀑布のひとつヴィクトリアの滝を堪能しよう。現地の言葉で「モシ・オア・ツンヤ(雷鳴轟く煙)」と呼ばれる滝の水煙は数十キロ先からも見えるという迫力だ。滞在するリバークラブはヴィクトリアの滝の18km上流、ザンベジ川を見下ろす場所にあり、滝見学のほかにクルージング、フィッシング、現地の村の観光が用意されている。また、ラフティングやバンジージャンプ、カヌー、上空から滝を見るツアーなどオプションも充実する。

写真左:デルタの湿地帯を駆け抜けるリーチュエの群れ。 写真中央左:アフリカでもあまり見かけないベニバラツメナガタヒバリ。喉の部分は赤く、腹部はバラ色になっている。写真中央右:シロサイやクロサイが見られるのはオカバンゴ・デルタならでは。 写真右:世界の七不思議ともいわれるヴィクトリアの滝の幅は約1.7kmで、一部は隣のジンバブエに属す。滝のある国立公園には、水牛、キリン、シマウマ、ヌーなどが生息。
写真左:サバンナを見渡す場所に9つの広いコテージが並ぶモンボ・キャンプ。それぞれの部屋に設置されたベランダからはさまざまな動物を見ることができる。 写真中央:オカバンゴ・デルタの中心の巨大な島にあるジャオ・キャンプ。伝統的な調度品を備えたロッジはオープンエアなデザインで、メインベッドルームやラウンジ、バスルームがついている。 写真右:キャンプ地、リバークラブはヴィクトリアの滝の上流にある。エドワード7世様式のロッジには、ラウンジやダイニング、図書館、ショップが併設され、ゲストはクロケットコートのある芝生の上で食事を楽しんだり、エステでリラックスしたりできる。

砂丘、塩湖、サバンナを巡るナミビア・サファリ

もうひとつのツアーは、ナミビアを北上するサファリだ。地球でもっとも手付かずの環境が残された場所の一つといわれるナミビアでは、無限に広がる青い空、強い日差し、そして星降る夜が待っている。

日程

ウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港→リトル・クラハ 2泊→リトル・クララ→リトル・オンガバ 2泊→リトル・オンガバ→セラ・カフェマ・キャンプ 3泊→セラ・カフェマ・キャンプ→ウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港

ナミブ砂漠ソススフレイは、大量の砂が川をさえぎっている。最高300mもあるという砂丘は世界最大。
ポルトガル語で「北部の境界線を作る山々」という意味のセラ・カフェマ。世界で最も乾燥した砂漠の一つといわれ、手付かずの自然が残されている。

大西洋に面したナミビアには、多くの国立公園や動物保護区があり、莫大な種類の野生動物が生息する。大西洋沿岸に400km続く世界最古のナミブ砂漠は有名で、特に世界最大の高さを誇るソススフレイの赤い砂丘は冒険者たちを魅了して止まない。最初のキャンプ地、リトル・クララはこの砂丘の近くだ。車や徒歩で砂漠に生息する動物を観測したり、気球(オプション)に乗って時の止まった砂漠の上空を静かに散歩するのもいいだろう。各ロッジにはルーフトップの“スカイベッド”があるので、夜はロマンティックな天体観測が期待できる。
南北に55km続くエトーシャは、ヘレロ族の言葉で「偉大なる白い場所」という意味だ。水が干上がった巨大な塩湖があり、淵に点在する水場には象やライオン、オリックス、ヌー、キリンなど幅広い哺乳類の動物相が密集する。ところでウィルダネス・サファリは、自然保護のために一ヶ所に多くのロッジは作らない。エトーシャのリトル・オンガバ・キャンプのゲスト用ロッジはたったの3棟。「ナミビアで最も文明化された居心地のいい宿泊施設」と謳うだけあって、それぞれにプール、バスルーム、屋外シャワー、東屋が付き、ダイニングやラウンジの棟では、素晴らしい平野の景色を見下ろしながらスタイリッシュな食事ができる。
最期のキャンプ地は、アンゴラとの国境に隣接する北部のセラ・カフェマ・キャンプだ。最も辺ぴな場所にあるキャンプの一つで、どこまでも続く荒涼とした平原や古代からの渓谷、いびつな峰、静かな海岸線など、手付かずの環境が待っている。ここはヒンバ族の人々が昔ながらの遊牧生活を営んでいることでも有名である。肌を茶褐色に美しく染めた、彼らの生活様式を知ることも可能なのである。

300万haのどこを訪れても未知の景色に出会えるアフリカンサファリ。象の足音で目覚める朝、人間に出会わない昼、見渡す限りの地平線に沈む太陽、夜の水辺を楽しむサイ。体験したい景色をオーダーしてみよう。ウィルダネス・サファリが、テーラーメイドの旅を約束してくれる。

写真左:クララ自然保護区にあるリトル・クララキャンプはエアコンの効いた11のロッジがある。それぞれに優雅な家具や白いデッキ、プライベートプールが付き、砂漠のなめらかなパステルカラーが楽しめる。 写真中央:最高の調度品をそろえたというリトル・オンガバ・キャンプ。丘の頂上にあり、眼前にはエトーシャの平原が広がる。 写真右:セラ・カフェマ・キャンプには、カンバス地と草ぶきでできたバスルーム付きのシャレーが8つある。昼間は4輪バイクで砂丘を登り、夜はクネネ川の音を聞きながら眠りにつこう。
ヒンバ族の女性たち。化粧と虫除けを兼ねて、肌や髪には泥と牛脂を混ぜたものを塗る。
エトーシャ塩湖の水場に集まるオリックスとダチョウ。夜には別の動物がやってくる。

Data

WILDERNES SAFARI
http://www.wilderness-safaris.com/

紹介したツアーの価格(一人あたり)

・オカバンゴ・デルタとヴィクトリアの滝サファリ(7泊8日):US$8,795(ローシーズン)/US$11,345(ハイシーズン)
・ナミビア・サファリ(7泊8日):ZAR53,385(ローシーズン)/ZAR68,395(ハイシーズン)
食事、ドリンク、アクティビティ、キャンプ間の交通費込み
日本―アフリカ間の飛行機代は含まれません
ZARは南アフリカランド。1ZAR=約12円(2011年6月現在)

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