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それは、約20年間の時計作りの集大成です。
クリストフ・クラーレ 「クリストフ・クラーレ」オーナー/時計職人



クリストフ・クラーレ氏と言えば、時計愛好家にとっては、複雑な機械式時計の製造において数々の偉業を成し遂げてきた、ここ数年世界的に注目の人物。そんなクリストフ・クラーレ氏が、昨年末に日本に初めて来日。そこで、新作時計のDUALTOW(デュアルトウ)のこと、彼自身のライフスタイルなどを伺った。

――まずは、新作時計について伺いたいのですが?
この時計はコンプリケーション、つまり複雑時計でして、トゥールビヨンとクロノグラフを組み合わせた時計です。ですが、クロノグラフのプッシュボタンを押すたびに、一音操作ごとにチャイムが鳴ります。また、時刻表示がベルトドライブ式なので、これまでに見たことのないような時計だと思いませんか?

――そうですね、確かに長方形の時計ケースの内部を良く見ると、両サイドに数字の付いたベルトが時刻を表示(左に時、右に分表示)しています。
それから、クロノグラフの表示やシステムにも、ユニークな仕掛けがあります。文字盤の上部中央にホイールがあり、そのホイールと連動した9本のレバーが、それぞれ複雑に動きクロノグラフの機能やチャイムを鳴らすのです。

――凄いですね、この時計の解説には、シングル・プッシャー(1つだけのプッシュボタン操作のクロノグラフ)、プラネタリー・ギアー(惑星のようなギアー及びレバー)、ストライキング・メカニズム(チャイムを打ち鳴らす仕組み)と記述されています。時刻を示す機構ついて、お話を頂けますか?
時刻の表示は、簡単に言うとブルドーザーのキャタピラーのような形で、ラバーベルトを採用しています。さらにトゥールビヨンは私たちの時計作りのこだわりで、約20年間の時計作りの集大成です。

――まさに集大成という言葉に相応しいですね。時計作りに20年も情熱を注いできたクリストフさんですが、プライベートでは何か趣味はあるのですか? クリストフさんのライフスタイルについても少し伺わせてください。
そうですね、趣味は乗馬やヨットで、通常はスイスのル・ロックルに住んでいます。そしてブザンソン近くに別荘があり、その他にもフランスにもシャトーを所有していまして週末はここで過ごしています。

――そのシャトーとは、どんな建物ですか?
中世ルネサンス時代、16世紀頃の建物です。多少は改築しましたが、大きな庭園が魅力でとても気に入っています。

終始ジェントルマンなクリフトフ氏。独自の優れた機械式時計を作り続け、これまで多くの著名ブランドの時計ムーブメントを製造すると共に、自社ブランドにも力を注いできた。そんな彼の作り出す複雑な時計のメカ二ズムには、単なる機械というよりは、調和のある美的な感性があると評される。それらはきっと、彼自身の優雅で華麗なライフスタイルの賜物なのだろう。

クリストフ・クラーレ
デュアルトウ

長方形の文字盤には、上部にクロノグラフの12時間計(左)、60分計(右)。そして中央部には60秒計測の針、正時表示の左右ベルトドライブ式(左が時で右が分)の表示が。また上段中央が、クロノグラフの作動用のコラムホイールと9本のカム、下段中央にはスモールセコンドのトゥールビヨンが見える。さらにクロノグラフのプッシュボタンの作動時には、一回ごとにリピーターのチャイム音がなる。時計サイズ:47.75×48.20×15.85mm(ラグを含まないサイズ)。パワーリザーブ:約60時間。ケース防水性:3気圧(30m)。メカニカル・ムーブメント(手巻き)。価格約¥63.000.000より(一点ものなので仕様により価格変動あり)


CHRISTOPHE CLARET(クリストフ・クラーレ)
「クリストフ・クラーレ」オーナー/時計職人。若い頃からスイス・ジュネーブで時計製造を学び、古い時計の修復師として活動。やがて複雑時計の製造技術が認められ、1989年にパートナーと会社を設立。しかし1992年には、クリストフ・クラーレとしての独立会社を創業。後に数々の業績を上げ、独自のマニュファクチュールとして、主に複雑時計用ムーブメントを作り出してきた。代表的モデルにはハリー・ウインストンのオーパス4、グラハムのキング・ジョージ、ドゥ・グリソゴノのミニッツ・リピーター、ジラール・ペルゴのヴィンテージ1945ジャックポット・トゥールビヨンなどがある。近年はクリストフ・クラーレの名を冠したムーブメントとして、ドゥラクールやジャン・デュナン、そして自社ブランドのモデルも続々と登場している。

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