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止まらないベントレーの歴史
エレガントでモダンなグランドツーリング

New Bentley Continental GT

昨秋のパリサロンで初めて披露された新型ベントレー・コンチネンタルGTが、ついに日本上陸を果たしました。現行ベントレーの基幹モデルだけに今後のベントレー・ブランドの展開を十分に期待させる完成度ですが、「2011年の受注枠は終了している」(ティム・マッキンレイ氏/ベントレー モーターズ ジャパン&コリア代表)という人気ぶり。すでに多くのファンを魅了しているようです。

存在感を増したダイナミックなエクステリアは、戦後ベントレーの2番目のモデルとして投入されたRタイプのスポーツモデルである初代コンチネンタルのDNAを色濃く宿す。美しい流麗なフォルムが印象的だ。パワートレイン、シャーシを磨き上げスポーツ性能も向上。
新型コンチネンタルGT はカスタマーの要望もありRタイプ・コンチネンタルのディテールを反映させている。そのアレンジは絶妙。
先代モデルよりメリハリの効いたデザインがモダンな印象。リアのプロファイルはフラッグシップのミュルザンヌから採用された“蹄鉄”をモチーフとした新意匠。

新型ベントレー・コンチネンタルGTのアウトフォルムは2003年にデビューし成功を収めた先代モデルを踏襲するものですが、エクステリアデザインは細部にわたり、よりアグレッシブに造りこまれています。フロントマスクはフラッグシップのミュルザンヌから採用されたLEDのデイタイムランニングライトをあしらったヘッドライトと、先代より立ち上がったマトリックスグリルが特徴。この4灯式のヘッドライトはロービームとハイビームの大小のレンズ径の差を明確にしたことで、伝統的なテイストながらモダンな印象を与えています。

フロントフェンダーから立ち上がるエッジの効いた力強いボディラインと、躍動感に満ちたリアフェンダー、スポーティかつエレガントなグラスエリアで構成される優美なサイドビューは、ベントレーが「コンチネンタル』の名を初めて冠した1952年のベントレーRタイプ・コンチネンタルに由来します。スタンダードのRタイプは4ドアサルーンでしたが、そのRタイプ・コンチネンタルは、流麗な2ドアクーペのボディを持ち、吸排気系をチューニングしたエンジンとハイギアード化したトランスミッションを組み合わせて搭載したグランドツアラーでした。
今回の新型コンチネンタルGTは、その初代コンチネンタルの特徴的なディテールをエクステリアデザインに反映させているわけですが、ベントレーは難易度の高い複雑な造形を実現するために、ミュルザンヌ同様にスーパーフォーミングという新技術(航空機用技術の応用)でアルミ製のフロントフェンダーを一体成型しています。もしこのデザインを従来の成型方法(金型による一般的なプレス加工)で製作したのならば、まずいくつかのパーツに分けて加工し、その後おのおののパーツを繋ぎ合わせるくらいしか方法がありません。しかし、スーパーフォーミングでは素材を加熱(約500℃)しながら空気圧をかけて一体成型するので、デザインのみならず、軽量かつ高剛性という恩恵も受けられるのです。

ハイスペックが醸し出す
圧倒的な存在感

ボディサイズは若干大きくなって、全長×全幅×全高=4806×1944×1404mm(全長2mm、全幅+28mm、全高+14mm)。ホイールベースは1mm伸びて2746mmですが、トレッドはフロント41mm、リアが48mm拡大され、コーナリングのパフォーマンスと安定感は格段に向上していることでしょう。サスペンションアームなども新設計とのことで相乗効果が期待できます。搭載するエンジンは従来型6リッターのW型12気筒ツインターボ(E85までのバイオエタノール燃料にも対応)をリファイン。最高出力は15ps アップの575ps(423kW)/6000rpm、最大トルクは5.1kgmアップの71.4kgm(700Nm)/1700rpmに深化。4WDの前後トルク配分は50:50から40:60に変更され、アンダーステア傾向を抑制。ZF製の6速トランスミッションはシフトタイムを半減しダブルシフトダウンも可能ということですから、よりダイナミックなスポーツ性能が期待できます(-65kgの軽量化を実現した車重と相まって、0-100km/h加速は0.2秒短縮され4.6秒に。最高速度は変更なく318km/h)。
さて、圧倒的なパフォーマンスとともに、ベントレーの魅力はインテリアにあるといっても過言ではありません。新型コンチネンタルGTの日本での発表会に合わせ来日したインテリアデザインのヘッド、ロビン・ペイジ氏によれば、「長距離移動をするグランドツーリング(GT)では、2+2の快適なキャビンと、たっぷりと容量のあるラゲッジスペースを持たせることが前提となるでしょう」と語ります。そしてベントレーならではの特徴として、「コーチビルディングという伝統的クラフツマンシップの長所を生かしつつ、現代的な手法を取り入れていきたい」とも。

心臓部は6リッターのW型12気筒ツインターボエンジンをブラッシュアップ。最高出力575ps(423kW)/6000rpm、最大トルク71.4kgm(700Nm)/1700rpmを発生する。
ベントレーのエンブレムであるフライングBをモチーフにデザインされたインパネまわり。ナビゲーションモニターはタッチパネル式の最新モデルでGoogleマップに対応。
上質なシート表皮の下にソフトフォームを張り込んでやさしい座り心地を実現したシート。グランドツーリングに相応しい快適なキャビンもベントレーの魅力だろう。

氏のキャリアはコーチビルディング部門のマリナー(スペシャルオーダーやコンバーチブルモデルなど特別仕様車に対応するベントレーの伝統的部門)から始まったというだけに、天然素材とハンドクラフトの温もりを生かし、上質で快適、かつ機能的な空間を具現化しています。インストルメントパネルはベントレーのエンブレムである伝統のフライングBをモチーフに大胆にデザイン。くびれのあるグラマラスなシートはコブラデザインといって、機能的には軽量化とシートバックの形状を工夫することで後席のレッグスペースを46mm拡大しています。また、座面の長さを調整する可動部はレザーの切り込みをなくし、ほこりなど溜まらぬように配慮。ドアトリムは緩やかな曲線を描き自然な印象を与えつつ、便利なドアポケットを新設するなど日常の使い勝手も向上させています。

新型コンチネンタルGTに用意される標準の外装色と内装色は各17色。インテリア素材も7パターンの組み合わせが可能なのでコーディネイトの自由度は高いのですが、コーチビルディングの伝統により、さらに選択肢を広げることも可能です。また、年内にはエミッションを抑えた新開発のV型8気筒エンジン搭載モデルを投入するとのことですから、今後の展開にも注目すべきでしょう。

ベントレーの魅力はカスタマーのニーズに応じて様々なインテリアコーディネイトが可能なところ。標準色以外にも多数のラインナップが用意される。クラフトマンシップの粋(すい)を味わわせてくれるだろう。

 

ベントレー・コンチネンタルGT

 ハンドル 左・右
 定員 4名
 ホイールベース 2.746mm
 車両重量 2320kg
 形式 W型12気筒(水冷インタークーラーツインターボ)
 総排気量 5998cc
 最高出力 423kw/6000rpm(575PS)
 最大トルク 700Nm/1700rpm(71.4kgfm)
 駆動形式 フルタイム4輪駆動
 ミッション形式 電子制御6速AT(フロアシフト・ステアリングコラムパドル)
 タイヤ 275/40ZR20
 車両本体価格 2,415万円(税込)

Data

問い合わせ:ベントレーコール TEL 0120-97-7797
URL http://www.bentleymotors.jp/

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