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時の冒険家5年の歳月をかけ、
時計界に革命をもたらす“ベルトドライブ”完成!

 未踏の山頂を目指す、単独で大海に躍り出て世界一周に挑む……。いつの世も、誰もが無謀と思うことに果敢にチャレンジし、人間の強さ、力を証明して人々に勇気を与えた冒険家たちがいました。

 こんなものがあったらいいな、もっとこうなればいいのに……、突拍子もない着想から研究を始め、商品を創り出してきた企業もたくさんありました。

 我々が生きている社会は、こうした人や企業がもたらしてくれた真理や物質によって成り立っているわけです。

 そのような、誰もが無謀に思ったこと、突拍子もないと思われた革新的なことが、このたび時計の世界で繰り広げられました

 2004年のスイス・バ−ゼルでの時計フェアで、タグ・ホイヤーは時計の動力の伝達に革命をもたらすコンセプト・ウォッチを発表しました。ご承知のように、機械式時計は歯車が噛み合うことによって動力を伝達し、針を動かし、時を刻んでいきます。これは置時計、懐中時計、腕時計とダウンサイジングされてきた時計の歴史の中でも不変のことでした。しかし、彼らは大胆にもこの「不変のこと」を変えてしまったのです!歯車を噛み合わせるのではなく、なんとベルトを使用して動力を伝達する——この前代未聞のアイデアに、時計業界は話題騒然となりましたが、同時に誰もが商品化に懐疑的でした。

 それから5年の月日が流れ、それをついに成し遂げたとのニュースが入りました。それがタグ・ホイヤーの「モナコ V4」。これは奇を衒ったものではなく必然から生まれたものでした。従来の機構よりも伝達効率が良い、衝撃に強い、そして何よりも時計のデザイン・レイアウトが自由にできる。こうしたメリットがあるからこそ商品化が実現したのです。

 商品化までに5年かかったのは、当然ながらさまざまな課題をクリアしなければならなかったから。まずは誰もがすぐに思いつく、ベルトのほうが摩耗が激しいのでは、切れたらどうするのか、という点に関しては、中にスチールのワイヤーを入れた強靭なポリエーテル・ブロック・アミド製の5本の刻み目入りのベルトを使用しました。断面が人間の髪の毛とほぼ同じという極薄でありながら、1本で300gまでの引っ張りに耐えることができます。これは人間に置き換えると180cmの男が4.6tの重量に耐えられることに匹敵します。また、完璧な正確さを実現するためには1700もの方程式を解かなければなりませんでした。さらに、259個のパーツからなる「V4」を組み立てるには165時間が必要でした。これは高級複雑時計のムーブメントを組み立てるのとほぼ同じ時間です。そしてついに市販化されるに至ったわけです。

世界初のベルトドライブ式自動巻ムーブメントを搭載したV4は、プラチナ950製のケース、スケルトン文字盤から中の構造がわかるメカニカルなデザイン。4時位置にスモールセコンドを配置。パワーリザーブ52時間。タグ・ホイヤー150周年を記念して、世界限定150本。シリアルナンバー刻印。定価¥8,400,000。

 デザインは1969年に発表され、あのスティーブ・マックイーンが映画『栄光のル・マン』で着用していた当時世界初の自動巻クロノグラフ「モナコ」にインスパイアされています。

 タグ・ホイヤーの「モナコ V4」は、まさに時の冒険家と呼ぶに相応しい時計。人間の限りなき好奇心、冒険心、チャレンジスピリットによって実現した「人間力の証」といえるでしょう。また、世界的大不況の中で莫大な開発費を投入して花を咲かせたタグ・ホイヤーの「時への飽くなき挑戦者の証」でもあります。「モナコ V4」を纏う、それは自らの冒険家宣言なのです。

そういえば、「時」と格闘した科学者アインシュタインも、こう言っていましたね。

“当初は荒唐無稽とされないくらいであれば、その着想に見込みはない”と——。

スケルトン文字盤からは、歯車に動力を伝達するベルトを垣間みることができる。
裏面から見える4つの香箱と真ん中にある世界初の線形振動錘。12gのタングステン製インゴッドが直線運動をし、これを回転運動へと変換してゼンマイを巻き上げる。

 

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問い合わせ/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー ディヴィジョン
TEL.03-3613-3951

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