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INTERVIEW with FAUST MASTER
ファウストA.G.アワード2013受賞者インタビュー

2013年、ファウストA.G.アワード授賞式にて、冒険家賞、挑戦者賞、社会貢献賞、特別賞、JustGiving特別賞の各賞が表彰された。各受賞者に、受賞の声をインタビューし、今後の目標とともに語っていただいた。

 







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ファウスト大賞 ファウスト冒険家賞  MIURAエベレスト2013 三浦雄一郎〈隊長〉 冒険家/プロスキーヤー 三浦豪太〈副隊長〉 プロスキーヤー/医学博士

チームでこその大きな達成感

Mephisto(以下M)三浦雄一郎さんは2010年に特別賞を受賞されていますが、今回は「MIURAエベレスト2013」としての冒険家賞および大賞の受賞となりました。





三浦雄一郎(以下雄一郎)僕自身は今、歳を取って80歳。たぶん、このアワードで最高齢での受賞だと思います。80歳でエベレストに登ったと同時に、70、75、80歳と、70歳を過ぎてからこれまで3度登ったことになります。その間には病気をしたり、ケガをしたりということもありましたが、そういうことを乗り越えてもエベレストは登れるんだ、登れたんだと。そちらのほうに大きな意味があったかなと思います。

M副隊長として遠征に参加された三浦豪太さんにとっては、今回の受賞はどのようなものですか。

三浦豪太(以下豪太) 4年前に父が特別賞をもらっていますが、過去4年の受賞者を見ても錚々たるメンバーが揃っていて、このアワード自体がすごく洗練されたものではないかと思うんです。ただ単純に、単発ですごいことをやったというだけでなく、継続して何かを行っている、あるいは社会貢献の意味合いを含んでいるものを表彰するということでは、すごく意義のあるアワードだと思っています。そのような賞のなかで三浦雄一郎の登頂だけではなく、チームとしてそれが評価されたということがすごくうれしくて。もちろん、「三浦雄一郎が80歳でエベレストに登る」ということがひとつの偉業ではありましたが、そこにやはりファウストA.G.ならではの考え方、つまりそれはチームの偉業だという認識があったということが他のメディアなどの見方とは少し違う角度ではないかなと思いましたし、うれしかったです。

M
やはりチームとしての達成感が強かったということですか。

豪太
そうですね。

雄一郎
チームでやったからこそ、さらに達成感は大きいです。それから、親子で登ったこともね(笑)。

豪太
実際、すごく楽しい遠征だったんです。メンバーはみな超一流でありながら、ものすごく気さくでテントは笑いにあふれていました。他の隊が何ごとかと思うくらい、毎日バカ笑いしながらずっと山を登っていましたから。そういう意味では、かけがえのない仲間で登ったという気持ちは強く感じています。やはり一番すごいのは、父がそういう雰囲気を作ったということ。ただ強いだけの隊ではなくて、冒険をやるのに値する楽しさがこの隊にあったのではないかと思います。

M
当然エベレスト登頂には危険もあったと思いますが、それを凌駕する楽しさがあったということでしょうか。

豪太別に危険があっても楽しくないことはないと思います。

雄一郎危険を楽しむという心境がなければ、こういうことはできないですよね。

豪太もちろん真剣さもあるし、危険さもあるんだけれども、じゃあそれが楽しくないかと言ったら、そんなことはない。みんな真剣に考えるし、生き残るためには最大限の努力をするんですけれども、そのプロセスにもちゃんと楽しさが出てくるというのは、やはり三浦隊が今までずっとやってきた父の方針というか、方向性ですよね。

M雄一郎さんは4年前の特別賞受賞時に「80歳でのエベレスト登頂が目標」だと発表し、実現されました。これからの目標についてはいかがですか。

雄一郎やはり我々ふたりはプロスキーヤー。スキーが商売です。ですから本業にもう一回戻って、今度は85歳でチョオユーという8201mの山の山頂からスキーで滑ってみたいなと考えています。チョオユーには69歳のときに一度登ったのですが、当時は生まれて初めて8000m峰に登るものですから、スキーで滑るなんてとんでもないと想像もしていませんでした。でも山頂に着いてみて、実は僕は心の中で「ここは山頂からスキーで滑れるな」と思っていたんです。8000m峰は世界に14座あるんですが、本当の山頂からスキーで滑って降りてこられるのはここしかない。だから、これを85歳でやってみたい。豪太はもっと早いほうがいいって言うけれど、どうせなら85歳で(笑)。

豪太今のところは、もうちょっと様子見たほうがいいかもしれませんけどね(苦笑)。

雄一郎なので、今年来年は少しゆったりやりますが、再来年くらいから6000m、あるいは6500mの山で今度はスキー滑降を目指したトライアルをやって、本番に向けてトレーニングしていきたいと思っています。

ナショナルジオグラフィック日本版に、ファウストが寄稿した三浦親子のインタビューが連載!お見逃しなく!
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20140205/382633/

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ファウスト挑戦者賞 篠宮龍三 プロフリーダイバー

フリーダイビングの美しさを

Mephisto(以下M)挑戦者賞受賞おめでとうございます。

Faust(以下F)2013年は自分が競技を続けてきて15年目、プロになって10年目。節目の年にこの賞をいただけて、自分のなかでひとつの区切りになったといいますか、やってきてよかったなと思います。

M一般にはフリーダイビングという競技にあまり馴染みのない人も多いと思います。日常的にどんなトレーニングをしているのか教えてください。





F海に潜るのが一番のトレーニングになるんですが、負荷も高いですし、リスクもあるので毎日潜るのは難しい。なので、まずはヨガを基本としたトレーニングで常に柔軟性を高めておきます。そしてプールのトレーニングできちんとした水中のフォームを作ること、それから心肺能力を高めておくということも常にやる必要があります。そのうえで、そうしたトレーニングの成果を海に潜って発揮していくということの繰り返しになっていきます。

Mヨガが重要なトレーニングになっているのですね。

F実際、フリーダイビングをやっている選手の99%以上はヨガをやっていると思います。呼吸法から入ってメンタル面のトレーニング、それから柔軟性も高められますし、体幹の筋肉を鍛えることもできます。フリーダイビングに必要な要素が10個あるとしたら、そのうちの7個くらいはヨガに通じるというくらい、ヨガが占めるウェイトはすごく高いですね。

M2013年はコンスタントノーフィン、つまりフィンなしの種目でアジア記録を樹立されました。

F僕はフィンを履いて潜ること(コンスタンドウィズフィン)をメインにやっているので、実はこの種目は苦手だったんですが、その苦手種目で記録を作れたのはうれしかったですね。しかも2005年以来、8年ぶりに自分の持っていた日本記録を塗り替えることができたというのもうれしいことでした。

Mフィンの有無で求められる技術は違うのですか。

F全然違いますね。フィンなしのほうが深度は浅いんですが、手足両方を使って平泳ぎのスタイルで潜っていくのですごく技術が必要なんです。また、道具に頼れないことへの不安がありますから、深いところまで行ったときに結構恐怖感があります。

Mその恐怖とどう向き合っているのですか。

F恐怖がなくなってしまうと、これはとても不健全だと思うので、あって然るべきです。ただ、恐怖が大きくなりなりすぎるとパニックとなって自分を襲ってくるので、どこまでだったらそれを自分がコントロールできるのか、そのラインは知っておく必要があります。ある程度の恐怖や不安は受け入れてあげて、これくらいならまだ大丈夫とか、これは行きすぎだから引き返そうとか、そういう判断力が必要ですね。

Mこの先、目指すところはどんなものですか。

F三浦(雄一郎)さんが80歳ですから、まだ僕は半分にも届いてない(笑)。華々しくパッと活動して引退っていう選手もいますけど、それだけがアスリートじゃないのかなと、今日の表彰式で先輩たちに交じって思いましたね。僕が今持っている3種目の記録のうち、まだ開発途上にあるのがコンスタントノーフィン。僕はまだまだ平泳ぎが下手クソで、伸びしろがあると思っているので、そこに挑戦していきたいと思います。ウィズフィンは115m、フリーイマージョンでは104mまで行って、両種目とも100mを超えているんですが、ノーフィンはまだまだ世界との差がありますからね。年齢とともにフィジカル面ではどうしても下がってくるのは誰でも仕方がないと思うので、それを冷静に受け入れて、だからどう対策を採るのか。若いころと同じような量をこなすと故障してしまうので、技術でカバーしていくとか、メンタル面でカバーしていくとか、そういうことがやっぱりアラフォーアスリートとしては目指すところだと思っています(笑)。

Mまだ伸びしろはあるということですね。

Fそうですね。ノーフィンに関してはまだまだあると思うし、それに関してはやりがいも感じます。素手と素足で海をつかんで泳いで下へ潜っていくという感じなので、体ひとつで海と対峙してるという感覚がありますから、この種目はすごく奥深いものがあるんです。パワーだけではない技術の部分であったり、見た目の美しさだったりというところも見せていけたらいいなと思います。もちろん、きれいな泳ぎ方が記録に加味されることはありませんが、そういうところも見せることができれば、フリーダイビングってすごく美しいスポーツだなということを、たくさんの人に知ってもらえるのかなと思っています。

 

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ファウスト社会貢献活動賞  ブライトリング・ジェットチーム  ジャック・ボツラン〈リーダー〉  ジェット・エアロバティックスチーム 

福島からいただくものの方が、むしろたくさんあった

Mephisto(以下M)まずは受賞の感想を聞かせてください。

Faust(以下F)この賞を受賞したことは非常にうれしく、また光栄に感じます。私たちのやっていることは、かなり珍しいスポーツの分野での活動ですが、そういうこととは別に、我々が福島の人たちに何かできることはないかと思った、その気持ちを日本のみなさんが認めてくれたことがとてもうれしいです。元々我々が福島の人たちに差し上げたいと思っていたのは、ショーを通しての「楽しみ」でした。でも結果として、むしろ我々のほうがいただくものがたくさんあり、これが真の意味での交流になったと思っています。





M今回の福島でのエアショーをやろうと言いだしたのは、チームのリーダーであるジャックさんだったと聞いています。

Fそもそもの動機は、福島の人たちに喜んでもらいたいということでした。それと同時に亡くなった人たちへの追悼と、今もまだ苦しい生活を続けている人たちのために何かできればと思いました。今回のような大災害が起こると、当初はマスコミにも大きく取り上げられますが、時間の経過とともにその量は減っていってしまいます。大災害から2年が過ぎた今も、我々はみなさんのことを忘れてはいないということを知ってほしかったというのもありますし、自分たちが福島の復興の一翼を担っているという気持ちもありました。福島の人たちが築き上げている大きな土台のなかの、ひとつの石に我々がなることができればいいなと思いました。

M5月に一度悪天候でショーがキャンセルになったにもかかわらず、8月に再来日して開催を実現しました。そこまでやろうとするモチベーションは何だったのですか。

Fひとつ目は、ショーがキャンセルになったとき、チームのメンバー全員が大きなフラストレーションを感じていたということです。福島のみなさんにショーを見せられなかったこと。そして彼らとの約束を守れなかったことに対してです。そしてふたつ目は、今日、三浦(雄一郎)さんもおっしゃったように「あきらめない」という精神からです。我々は障害があり、困難が生じたとしても、それを理由にしてあきらめるということは考えません。決してあきらめないという一点において、今日の受賞者全員が共通していたのではないかと思います。

Mとはいえ、8月にショーができるという保証はありませんでした。乗り越えるべき様々な問題もあったと思います。

Fもちろん5月に一度キャンセルになってから8月までの間、絶対にショーが開催できるという確信はありませんでした。また天候が悪くなるかもしれません。霧が晴れていたとしても、今度は台風が来るかもしれません。100%自信があったのかと聞かれれば、残念ながら答えは「ノー」です。ですが、それでも最善を尽くすということだけは、絶対にすべきだと考えていました。

Mそんな努力の甲斐もあって8月にショーが開催され、福島の人たちとの交流もありました。

F5月以降、福島の子供たちから絵を送ってもらったり、また絵を描いて見せてくれる様子を収めたビデオを送ってもらったりもしました。そうしたことの一つひとつに、我々はとても感動しました。また、多くの人たちと実際に交流もしましたし、直接話をして関係を深めることもできました。何より福島空港に着いたとき、あれほど大勢の人が出迎えてくれたことは強く印象に残っています。私たちパイロットを見に来た人もいたと思いますし、飛行機を見に来た人もいたと思いますが、あんなにも多くの人たちの熱烈な歓迎はめったにあることではありません。我々はロックスターでもありませんし、サッカーのスタープレーヤーでもありませんからね(笑)。それなのに、あれだけの歓迎の気持ちを表現してくれたということは本当にうれしいことだったのです。

M今回のショーの開催については多くの努力があったと聞いています。もちろん、実現は簡単なことではなかったと思いますが、それでも、やはり二度目を期待してしまいます。実現の可能性はありますか。

F残念ながら、今のところ具体的な予定はありません。でも、再び開催することは不可能ではないと思っています。というのも、ブライトリング・ジェットチームのこれからの活動は、ある年をヨーロッパで行ったら、その翌年はヨーロッパ以外で行うという順番で考えられているからです。将来、日本で再びショーを行うこともあるかもしれませんね。

 

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ファウスト特別賞 関野吉晴 探検家

未知の土地、未知の文化が「おもしろい」から

Mephisto(以下M)ファウストアワード2013特別賞の受賞となりました。

Faust(以下F)この賞はもっと派手な……、派手なという言い方はおかしいですけど、サプライズな行動をした人がもらう賞だと思っていたんですが、特別賞の場合は何十年も懲りずにやってきた人たちが取っているので(笑)、そういうことだと思っています。





M「人が行っていないところに行ってみたい」という好奇心を何十年も懲りずに(笑)、持ち続けられてきたわけですね。

F人が行ったところよりも、人が行っていないところのほうがおもしろい。結局は「おもしろい」ということが最優先されるんですね。逆に「なぜそんなことをやるんですか」と聞かれても、「おもしろいから」としか答えられないんですが、じゃあ「なぜおもしろいのか」っていうと、やはり未知ということが非常に大きい。あとは異文化ということ。異文化を見ることによって初めて、自分の文化が普遍的ではないんだってことが分かるわけですから。

M関野さんは主に南米を旅されていますが、南米に魅了される理由とは何ですか。

Fやはり未知という部分が一番残っている土地だということです。それに加えて、やはり最初に行って1年間いてしまうと言葉が少しできるようになり、土地勘も出てくる。もちろん他の場所に行きたくないわけではないんですが、結局20年間、南米通いが続いてしまいました(笑)。そこで少しは南米の外にも出たほうがいいと思ったときに、どうせやるなら先住民たちがいつ、どのようにして、なぜここにやってきたのかをたどる旅をしたいと思って、それが10年がかりのグレートジャーニーになってしまったわけです。

Mグレートジャーニーありきではなかったんですね。

F全然違いますね。原点は南米、特にアマゾンだと思っています。よく「グレートジャーニーをやって何か大きく変わったことありますか」と聞かれるんですが、そんなたいしたことはなくて。そういう意味では、アマゾンのほうが僕を変えてしまったところは大きい。やはり時間がゆったりと流れているとか、そんなに競争をしないとか、効率優先じゃないとか、やさしさとか、そういうことでは僕らはかなわないですよね。彼らはナイフ1本あれば、自然のなかから弓矢も、家も、着るものも、全部作ってしまいますから。日本にはそんな人間いませんよね。いろんな授業や講演のなかで、「このなかに自然から取ってきて自分で作ったものを持っている人はいますか」って質問しても、手を挙げる人はほとんどいません。それでいて彼らは自然を壊してこなかった。そういう意味では、彼らにこそ賞をあげたいくらいです(笑)。

M一般の人にはテレビの影響もあって、どうしてもグレートジャーニーの印象が強くなります。

Fテレビには成功した場面しか映らないので、僕は失敗しない人だと思われてしまうんですが、決してそんなことはない。僕は失敗しないのではなくて、むしろ失敗は多くて、それでも懲りずに止めなかったからできただけだと思っています。失敗というのは何ごとにも当然ついてくるものなので、大事なのはいかにあきらめないかということ。今の若い人たちにも冒険はやってもらいたいんですが、なかなかチャレンジできないのは、たぶん最近はあまりに短期で人を評価しすぎるからではないでしょうか。短い時間だと失敗できないし、失敗が許されないからチャレンジしない。そうなると、ソツなくやることしか考えなくなりますよね。そういうところでは、今の若者は少しかわいそうだなと思います。だから、今はちょっと大丈夫かなと思っても、10年後20年後までを長い目で見て、いつか成功すればいいって励ましてやれれば、もっとみんなチャレンジするようになるんですけどね。最近は全然そういう風潮ではないし、景気が悪くなればなるほど、そうなってしまう。でも、それを打ち破ってもっと長い目で見て、みんなチャレンジしてほしいなと思います。

M探検家として、今後こんなことに挑戦したいということはありますか。

Fとりあえず南米ですね。ギアナ高地にはまだ入っていない場所があるので、ここ2年続けて行っていますし、アマゾンにはもう40年以上の付き合いがある家族がいて、そこには定期的に通っています。初めて会ったときに1歳だった子が、去年行ったら40歳(笑)。そういう付き合いを僕は大切だと思っていて、要するに彼らの家族史を僕は全部持っているわけです。会ったからと言ってどうということはないし、積もる話があるわけでもない。そのことにどういう意味があるのかよく分からないんですけれども、でも長く付き合ってきて、まあ、ときどきは会いたいなっていう(笑)。そういうことは続けていきたいし、南部にはまだ行っていないところがたくさんあるので行きたいし。だから、まだまだやりたいことはたくさんありますね。

 

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ジャストギビング特別賞 第3回大阪マラソン 森理世〈チャリティアンバサダー〉 大阪マラソン組織委員会

チャリティでより多くの笑顔を

Mephisto(以下M)森さんは大阪マラソンのチャリティアンバサダーとして、どんな活動をされているのですか。

Faust(以下F)チャリティアンバサダーは私を含めて6人いらっしゃって、実際に走られた方もいらっしゃいますが、私の場合はスターターを務めさせていただき、市民ランナー約3万人すべての人たちがスタート切る瞬間を見ることができました。また、大阪マラソンはまだ3回目ですので、チャリティアンバサダーとして大阪マラソンについて多くの人に発信していくこと、またチャリティについての講演を開いたり、対談をしたりすることで、より多くの方に大阪マラソンを知ってもらうという活動に微力ながらも参加させていただきました。





Mチャリティには以前から興味があったのですか。

Fチャリティはミスユニバースの任期中から個人的にはすごく力を入れていた分野です。大阪マラソンは一般市民の方々がランナーとして走ることによって、もちろん自分自身も楽しめるし、チャリティにも貢献できて社会のためにもなる。すばらしい活動だと思いましたし、すごく共感できましたね。

Mチャリティ活動においては、大阪マラソンをはじめ、スポーツの持つ力の大きさを実感させられます。

F走ることが苦手だとか、あまり走ったことがないとか、マラソンをすごく遠い存在だと思われる方もたくさんいらっしゃると思いますが、大阪マラソンは競争やタイムだけにこだわるのではなく、自分自身が主役となって走ることで「誰でもチャリティはできるんだ」って、一般の方々が思ってくださるきっかけになったり、市民同士で勇気を与え合うことができたりする。誰もがとても心がやさしくなれる、そして頑張れる内容になっていることは、すごくありがたいなって思います。

M東日本大震災をきっかけに、日本でもだいぶチャリティへの意識が変化したように感じます。

Fそうですね。日本人はチャリティというと募金をすることだという意識がすごく強くて、私自身も学生時代は、街中に立って募金活動をするのがチャリティだという意識がありました。でも、チャリティというのは、まずはそこに賛同する気持ちを持つことが重要で、それを持った時点でもうチャリティ精神は始まっていると思うんですね。災害のときにはお金を集めるだけではなく、実際現地へ行って活動する人が非常に増えたと思いますし、より身近なものとしてチャリティ活動に参加されている方がどんどん増えているなと感じます。

M今回はスターターを務められたということですが、次回は自分でも走ってみたくなったのではありませんか。

Fゴール地点で完走された方を出迎えていると、みんないい汗を流してすがすがしい笑顔をされているんです。私もダンサーで体はよく動かしているんですけれども、マラソンとなるとなかなか苦手な分野だったのですが(苦笑)、そんな私でもみなさんのそういう姿を見て、自分も挑戦したいなという気持ちになりましたし、きっと私以外にも今回応援に回った方々のなかには絶対同じ気持ちになった人がいたと思うんですね。ランナーたちが自然とみんなをそういう気持ちに引っ張っていってくれているというのは、すでに活動の輪が広がっている証拠だと思います。私も魅了されましたから、次回は走りたいですね。フルとハーフがあるので、まずはハーフから(笑)。

M森さん自身、今後こんなチャリティ活動をしていきたいという考えはありますか。

F今現在も、知的発達障害を持った方へのスポーツを通しての支援ですとか、HIVのスポークスウーマンですとか、いろいろなジャンルで活動をさせていただいているんですが、すべての活動に共通して言えるのは、より多くの笑顔を残していきたいということです。チャリティというのは、今回の点数は100点満点中何点ですよという世界ではありません。大事なのは、その場所にどれだけの笑顔を置いていくことができたか。自分が起こした行動が社会や他のみなさんにいい結果として残せたかどうかの証拠というのは、笑顔なのかなと思うんです。ですから、チャリティをいい意味でもっとカジュアルにしたいですし、誰にでも自分にできることがたくさんあるし、笑顔を置いていく作業を一緒にしようよということを広めたいと思っています。それには自分が行動して、その姿を実際に見せることが一番大切。やはり口で言うだけではなく、行動を起こすことが一番の説得力につながると思いますので、様々な活動にこれからも挑戦していきたいなと思っています。

 

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  • ◎授賞式の模様はコチラ

Faust Profile

Who is Mephisto ---メフィストとは

人生のすべてを知ろうとした、賢老人にして愚かな永遠の青年「ファウスト」(作:ゲーテ)。この物語でメフィストとはファウストを誘惑し、すべての望みを叶えようとする悪魔。当クラブ「Faust Adventurers' Guild」においては、Faustの夢と冒険の物語をサポートする案内人であり、彼らの変化や心の動きに寄り添う人物。時に頼れる執事、時に気の置けない友人のような存在は、『バットマン』におけるアルフレッド(マイケル・ケイン)、『ルパン三世』における不二子&次元&五右衛門トリオのようなものか? 今後、Mephistoは各クエストの終わりにFaustの皆さまの心を探りに参ります。どうぞよろしく。

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