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Mephisto今回リアルディスカバリーが挑戦するXPDは、世界でも最高峰の「アドベンチャーレース」だ。そもそも「アドベンチャーレース」とは何なのか? 実はその種類もルールも多種多様なのだが、ここではごくごく基本的な部分を説明しよう。

アドベンチャーレースの現在

1989年、パリ・ダカールラリーを取材していたフランス人ジャーナリスト、ジュラール・フュジーが始めたのが「アドベンチャーレース」の起源と言われる。
その記念すべき第1回のレースの名が、今やアドベンチャーレースの代名詞とも言える「レイド・ゴロワーズ」だ。大自然の絶景が広がるニュージーランドが舞台だった。

日本においては、10年遅れて1999年、「サロモン・クロスアドベンチャー」が長野県を舞台に開催されたのが最初。また静岡でも「伊豆アドベンチャー」のプレ大会が開催された。近年では国内でも、サロモン・クロスアドベンチャーが2004年に休止していたが2010年より復活したり、中上級者を対象にした「アドベンチャーレーシングジャパンシリーズ」や、エントリー向けにコース設定した「エクストリームシリーズ」、親子で参加できるとあって人気の高い「北アルプス山麓Adventure Games2001」など、徐々に広がりを見せている。

基本スタイル

レースはチームで参加することが前提で、地図とコンパスを使うナビゲーション要素を含み、地図上にマークされたチェックポイント(以下CP)を辿っていくのが基本。主催者側から地図と共に渡された指示書を読みながら、チームメイトとベストのルートを探しながら、走ったり、マウンテンバイクに乗ったり、カヌーやシーカヤックを漕いだりと様々な種目を競い合う。チームの力量に合わせてスピードをコントロールし、全員でゴールすることが目標となる。

チーム形式であってもナビゲーション要素を含まない場合は、主にマルチスポーツレースと呼ばれ、アドベンチャーレースとは区別される。チームは基本、男女混合とされているが、大会によっては女子のみ、あるいは男性のみを許可するところもある。ただしその場合、カテゴリー別で表彰されるのが一般的だ。

日数とタイプ

一日完結型レース

日本の大会に多いのが、ナイトステージを含まない一日完結型のレース。日本ではエントリー向けに設定されていることが多いが、海外ではスプリント系のレースとしても多数開催。総距離が約30〜50キロが平均的な距離だ。

2〜3日間のレース

ナイトステージを含む2〜3日間で行い、総距離が約100〜150キロとやや長めのレース。これはスピードを要し、体力勝負な要素が強い。海外では比較的多く開催されているが、国内ではまだ数が少ない。

5〜10日間のレース

アドベンチャーレースに出場し始めると「いつか挑戦してみたい」と目標となるのが5〜10日間のレース。これは旅の要素を多分に含み、総距離が約500〜700キロのロングディスタンスとなる。2〜3日のレースに比べスピードは落ちるが、地図読みが難しいと言われている。今回「リアルディスカバリー」が挑戦する「XPD」もこのレースのタイプである。

組み込まれる主な種目



ナビゲーション

必須となるのが、コンパスを使って地図を読む“ナビゲーション”。これはどの種目であっても必要とされ、これがあるかないかでアドベンチャーレースかマルチスポーツレースかが分けられる。

トレイルラン

基本的にレースでの移動はトレイルランがメイン。オンロードやオフロードはもちろん、林道を走ることもあれば、自分の背丈ほどもあるヤブ漕ぎをすることも、またビショ濡れになりながら川を横切ることもある。沢などを歩くことをリバートレッキング、岩場などのある海岸線を歩くことをコーステアリングと呼ぶ。

マウンテンバイク

最も早い移動手段が“マウンテンバイク”。仲間を引っ張る牽引棒などが用意され、体力のある選手がない選手を牽引するシーンもこの種目でよく見かける。オンロードだけでなく悪路としか言いようのないオフロードや、さらにはマウンテンバイクを担ぎながら移動するシーンはこのレースならではかもしれない。

カヌー、シーカヤック

日本では川を使ったラフティングを取り入れるレースも多いが、世界的には湖や海などを舞台に“カヌーやシーカヤック”を取り入れることが多い。ラフティングは主催者が用意するのが一般的だが、カヌーやシーカヤックの場合、チームで用意することが多い。

ナイトセクション

一日完結型のレースではなかなか取り入れられないが、夜のステージ“ナイトセクション”が種目に取り入れられるレースも増えた。日中のレースと違い、真っ暗闇の中を移動するナイトセクションはレースをよりエキサイティングにさせる。

ロープアクティビティ

国内で開催されているエントリー向けのレースではあまりないが、橋や崖を下りる懸垂下降が取り入れられることもある。これを“ロープアクティビティ”と呼ぶ。

チームについて

レースは舞台となる場所に合わせて種目が取り入れられる。種目数が多かったり、地図読みが難しかったりと様々で、それをチームメイトと一つ一つクリアしていくのがこのレースの醍醐味でもある。今回リアルディスカバリーが挑戦するXPDは世界でも最高峰のレースで、チームメンバーを探すことからはじまり、チーム内の意識統一も大切な要素となる。目標は、出場することなのか、レースを完走することなのか、それとも上位に食い込むことなのか。この違いだけでもチーム内に不協和音が生じることもある。

普段ビジネスマンとして働くリアルディスカバリーのメンバーは、出発まで一ヶ月をきったところで、改めてメンバーの意識統一と現地へ持っていく装備・荷物の準備に追われていた。大量の荷物のパッキング、空港での荷物チェック、重量オーバー、現地での買い出しetc…。彼らがスタートに立つまでにも様々なハプニングが想像される。彼らにいったいどんなドラマが待ち受けているのか、またレースではどんな活躍をみせてくれるのか。それはストーリーでお伝えするとしよう。

 

 

Data

国内で開催されているアドベンチャーレースをチェックするなら

Adventure-J.com

http://www.adventure-j.com/

 

Text & Phtos:Ayako Kubota
2012/02/09

  • ◎見終わったら・・・体験者インタビュー~メフィストの部屋へ~

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