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INTERVIEW with FAUST Takeshi Akasaka
あきらめずに走り続ければ、夢は実現する

念願の南極マラソンを終え、新たな目標に向けて歩み出したランナー・赤坂剛史。灼熱の砂漠と極寒の南極を走り、“地球と遊んでいる”ような気分をあらためて実感したという。
赤坂は最近よく考える。いままで支えてくれた人たちに、どうしたら恩返しができるか。それは、レースを通して赤坂が経験したことを、多くの人に伝えることではないだろうか。近況を交え、彼のこれからの挑戦について話を聞いた。





Mephisto(以下M) とりあえず目標にしてきた南極マラソンが終わりましたね。

Faust(以下F)そうですね。でも、まだいくつも大会があるので、情熱は失っていません。南極は走ったので、次は北極にも行きたい。寒いところのノウハウも掴めたし、あと何回か走ってもいいかなって。今回の南極は、レース自体は楽しめましたが、レース運びとしては失敗だと思うんです。食事がうまくとれなかったり、水分の問題だったり。なのでもう一度、いや何回も挑戦したいかな。そういう場所になりましたね。あとは自分で大会を開いたりもしてみたいですね。それも普通のレースではなく、何か意味のあるもの。まずは日本で7日間走る大会をやってみるのもいいですね。

2週間も会社を休んだわけですが、お仕事は問題なかったですか?

実は出発前にかなりドタバタしまして、精神的に追い詰められそうにもなったんですが(笑)。僕が抜けたら進まない部分があったんですけど、まわりの同僚にたくさんフォローして頂いたおかげで大変助かりました。最後は「ちゃんと帰ってこいよ」と応援メッセージを頂いて出発しましたね。

やはり働きながら走るのは大変ですね。

先日行われた「ファウストA.G.アワード2010 授賞式」の時、プレゼンテーターだった片山右京さんとお話しできたんですね。彼は「サラリーマンを辞めないと冒険ができないと思ってた」と言うんです。「だから、赤坂君がいたことは凄くショッキングで、目から鱗だった」と。それを聞いて、凄く勇気づけられましたね。今後は、「平日に休んででも夢に向かって挑戦しようよ」というメッセージをどんどん発信していきたいですね。

赤坂さん以外にも、働きながら何かに挑戦している人はたくさんいますね。

ここ数年、ライフ・ワーク・バランスなんて言葉があって仕事上の責任を果たすとともに多様な生き方が選択できることの大切さが言われていたり、その実現方法としてワーク・シェアリングの必要性が言われたりしています。僕もずっと、長期間の休みをとることが大事だとモヤモヤ考えていたんですが、最近はそういったことを少しずつ講演の場などでも喋るようになってきました。お話ししたある社長さんなどは、ワークシェアリングを導入したことで、仕事のスピードが3倍になったと言うんですね。仕事のスピードが上がって業績が良くなれば、ワークシェアしても給料を減らす必要はないんです。そういうことをもっと勉強して、発信していきたいですね。

ところで、埼玉県の活動を伝える「勝手に埼玉応援隊」の隊員に任命されたそうですが、これはどういった経緯で?

埼玉県在住者が出場資格を得て南極マラソンに招待された、ということが伝わり、埼玉県のマスコット「コバトン」を南極に連れて行ってくれないか?と埼玉県知事から依頼されて、帰ってから埼玉県知事にご報告に伺ったんですね。そうしたら、「勝手に埼玉応援隊」に任命します、ということになって。僕としても、小学校などで講演する機会が増えてきたので、埼玉県の教育委員会と協力して子供たちを元気にすることができるかな、と。こうした形で活動の幅が広がったらいいですね。

小学校での講演というのはいいですね。

生まれ育った神奈川県の小学校で講演させてもらったんです。僕がお世話になった先生の奥様が働いていて、お招きいただきました。走ることでは県下でも指折りの強豪校だったこともあり、「サインちょうだーい!」とか、もう取り囲まれちゃって(笑)。3、4、6年生を相手に、体育館で写真を見せながら話したんですが、すごく熱心に聞いてくれました。特に足のマメが潰れた痛そうな写真とか、辛そうな顔に反応してましたけどね(笑)。校長先生や恩師の先生からも「ぜひ他の学校でも話してください」「今回の講演を本にしてください」と言っていただいて。今後は子どもたちに話をする機会も増えていきそうです。「あきらめずに走り続ければ、夢は実現する」ということを伝えていくのが、僕の役割だと思います。

 

  • ◎「人類最後の聖域を走れ! 厳寒の南極マラソン」STORYはコチラ

 

 

Faust Profile

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赤坂剛史(あかさかたけし)
1972年3月6日、神奈川県生まれ。19歳の時、バックパッカーとして初めて海外へ。社会人になってからも年に3~4回は旅に出て、アジアを中心に延べ30カ国ほどを訪ねる。2000年、河口湖 日刊スポーツマラソンでフルマラソンに初挑戦。4時間2分で完走した。以降、100km超のウルトラマラソンをはじめ、30以上のマラソン、トライアスロンなどに参加。2008年、サハラ砂漠で行われたサハラ・マラソンを走破。2009年4月には「レーシング・ザ・プラネット」主催のアタカマ砂漠マラソン(チリ)、昨年6月に同ゴビ砂漠マラソン(中国)を完走。11月の南極マラソンへの参加資格を取得し、見事に完走した。航空工学の博士号を持ち、企業の研究開発職に従事する。

Who is Mephisto ---メフィストとは

人生のすべてを知ろうとした、賢老人にして愚かな永遠の青年「ファウスト」(作:ゲーテ)。この物語でメフィストとはファウストを誘惑し、すべての望みを叶えようとする悪魔。当クラブ「Faust Adventurers' Guild」においては、Faustの夢と冒険の物語をサポートする案内人であり、彼らの変化や心の動きに寄り添う人物。時に頼れる執事、時に気の置けない友人のような存在は、『バットマン』におけるアルフレッド(マイケル・ケイン)、『ルパン三世』における不二子&次元&五右衛門トリオのようなものか? 今後、Mephistoは各クエストの終わりにFaustの皆さまの心を探りに参ります。どうぞよろしく。

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